気になりだすと止まらないのが私の性分。
なんだったんだろう、あの夢と真っ白で何も書いていない本。
授業中だけど気になってしょうがない・・・・でも、ノートはしっかりとってます!
そんな、ぼんやりしているところを見つかったのか怒りマークをつけた先生から
お決まりのチョークミサイルが飛んできた!!!!!!
でも、私もそうそうぶつかることもなく大概かるく首を傾けパッシっと手で捕まえる。
「岸島さん!まじめに!!!!」
「すみません・・・・・」
素直にぺっこっと頭を下げた後、先生にチョークを投げ返す。
再び、カリカリとノートを書いているとあと少しで授業が終わろうと言うところで
ノートが一冊埋まろうとしていた
(ぁ、ノート買い置きあったかな)
ごそごそ探してみると机の奥のほうに折れ曲がっていたノートが出てきた。
書きづらかったがとにかく次の休みの時に買って書き直そう。
で、お決まりのテストが始まるので範囲が発表されたわけですが・・・・・・
テキスト半分って・・・・・1冊の半分て広すぎる(泣)
言うまでもなく一瞬にしてグロッキー。
唯一の救いは自習とクラス会議。
それまでは資料作成と作戦を立てて勉強と暗記しなくちゃ。
クラス会議は恒例「月間表彰とテストの山当てw」
月間表彰では先生に内緒で行われているチョーク避けと
前回テストの山当てのベスト3の発表と副賞としてクラス長の葵から
食堂の割引券が与えられる。これが楽しみで頑張るものが多い。
例によって上位にはそうそうたるメンバーがそろっている。
チョークのほうは泉佳、葵それから、知らない東條、鷹見川、蘭郷
と言う生徒。山当ては鷹見川、幸可、愛香と言う面々だった。
その後は、これでもかと言うほど勉強した。
葵ってやっぱ信頼されてるなぁ。まさに鶴の一声だった。
さすがに半日は堪えるよ・・・・・・・・・・・・・・・・クラス長・葵。
私はベットにバタンキューなのに愛香と幸可は勉強してたらしい。
タフだねー二人とも。
夢を見た。続きの夢。
図書室で本を見て、夢に落ちた。
別の世界について書いてある本で噂に聞く魔本なのは開いた時に感じた
不思議な浮遊感で分かる。
それは一人のお姫様が自分の住む世界について物語タッチに
書き上げていた。魔法が使える世界・聖と魔が混在している世界。
でも、図書室には確実に行った。
あの本を調べたくて行ったのに、調べたことばかりか行ったことが思い出せない。
ベットから起き上がると幸可が疲れて机につっぷして寝ていた。
時計を見ると時刻はすでに3時半をさしていた。
幸可を起こさないようにゆっくりとベットに横たえると
机の明かりを消して、もう少し寝ることにした。
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