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本館の改装工事のため、再録&連載用です。
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プロローグ2
「なんで、こんな厳重なロックかけてあるのよ!」三人は絶句した。
「コレじゃ、入れへんやんか・・」 「「え??」」 ついつい、方言で喋ってしまったっと、あわてて口をつぐんだ泉佳。 しかし、時すでに遅し、隠していたことがバレてしまった。 「もしかして関西出身?泉佳」 「う、うん・・・・実は」 そんなことを言っている間に後ろに行列・・・・・ 後ろの子が早く開けてくれとばかりに待っている。 (こ、こんな時は) 「あ・・・」 愛香。と声をかけようとしたら、既に扉の前で カチャカチャ開けようとしてくれていた。 さすが、姉さん開けてくれるんだね。 「開きそう?」 「・・・・・・・・・・う~うん・・・・」 手伝った方がよさそうである。 鍵は三重にかけてあるようで防犯対策をかけてあるのか? それともわざとなのか? 「・・・手伝う?」 愛香はただ、上の鍵を指差すだけでそれ以上は何も言ってくれなかった。 上に付いている鍵はさして珍しい物ではなかったマンションなんかに よく付いているU字型のバーで壁とドアを固定しているものに鍵が 加わったようなものだ。 これの開け方のメジャーなところではバーを叩き壊すか・鍵を開けるか。 壊すのは簡単だが下の鍵は電子ロックになっているらしく 丁寧に番号を確かめながら開けているようである。 壊したら破片が愛香に当たるので鍵を開けることにする。 まず、試すのはヘアピン。 上手く行けばこれで大概のは開くがピッキング対策してあると無理。 ベキッと音がしてピンにひびが入った。 完全に折れないようにしてゆっくり引き出すとだいたいの鍵の形が分かる。 道具箱に入っている石膏粘土を鍵の形に成形していくと数分で固まる。 やすりで少しずつ削りながら鍵を合わせていく。 15分ぐらいしてようやく、合致する形になりカチャンと鍵が開く。 「なんとか、終わったかな。そっちは?」 少しの沈黙ののち、後30と言う声が帰ってきた。 依然急ピッチでキーを叩いていた愛香の手がふと止まった。 しばらくすると、ピーっと音を立てて鍵が開いた。 いよいよ、開けられるという時になって 「泉佳、IDカード使うみたい」 どうやら、ココは4重ロックみたいだ。 中に入ると先生が得意満面に待っていた。 肝心の授業はと言えば、器具の説明やら席決めくらいで初日を終えた。 ようやく、お待ちかねの寮への帰還となった。 「なが~~~い。お疲れ様でした。」 PR コメントを投稿する
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